くるくる日和

色々なことをくるくると紡いでいきます。

映画館は生き残れるのか。あるいは、それをただの進化と捉えるか。

みなさん、こんにちは。
今日はコンテンツのお話です。

先日、ネットフリックスで「バスターのバラード」という映画を観ました。
コーエン兄弟の新作で、ネットフリックスのオリジナル作品なんですね。
オムニバスの西部劇なのですが、コーエン兄弟らしく、シリアスさとブラックユーモアがバランス良く共存していて、存分に楽しめました!!

また、その後にもネットフリックスで「オクジャ」という映画を観ました。
ポン・ジュノ監督の作品で、こちらもネットフリックスオリジナル作品です。
ポン・ジュノが自身でも言っている通り、かなり宮崎駿を意識した作品で、笑いあり、アクションあり、そして、ちょっぴり風刺の効いたエンタメ作品でした。

映画はなるべく映画館で観たいと僕は思っているのですが、最近では、劇場公開せずに、こういったネット配信のみのオリジナル作品が増えてきましたよね。

しかも、劇場公開作品も、しばらく待てば定額の配信サービスで観れてしまう。
これでは、この先、映画館が生き残る道というのはかなり厳しいのではないでしょうか。

映画館だけではありません。
これまで当たり前のようにあったコンテンツが今はどんどん衰退していっています。
CDが売れなくなり、本が売れなくなり、ゲームソフトが売れなくなり、レンタルショップも苦戦しています。

これは何が原因かと言いますと、スマホの台頭なんですね。

スティーブ・ジョブズが「世界を変える」と言った通り、本当にスマホ以前と後では世界が変わってしまったのです。

何しろ娯楽コンテンツがそのスマホ一台に集約されてしまったわけですから。
音楽も聴けて、ゲームも出来て、本も読めて、なおかつそれらは無料か、定額で楽しめてしまう。
そう、わざわざ電車に乗って、決まったタイムテーブルに合わせて映画館へ行く必要なんてないんです。
いつでも、好きな時に、好きな場所で、好きなコンテンツが楽しめるんです。

もちろん、スマホの登場がいきなりコンテンツを奪ったわけではなく、ipodの登場でCDの売上が下がり始め、youtubeが動画をパソコンなどのデバイスで見ると言う習慣を当たり前にしたことなど、様々な下地が出来ていき、スマホに集約していったという流れがあるかと思います。

そして、そう言った傾向はコンテンツ産業だけに限りません。
支払いにキャッシュレス決済を利用していらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
コンビニや、スーパーなんかだと、そのチェーンのみで使える電子マネーもあったり、また、ポイント還元が付いていてお得だったりもしますよね。

キャッシュレスというのは以前は、クレジットカードのみでした。
それが次第に交通系などの電子マネーが登場し、今やQR決済でスマホ画面をレジでスキャンすると支払いが行えるまでになってきます。

正直、QRコード決済のユーザーの僕としては、もはやクレジットカードなんていらないんじゃないかと思うぐらい便利です。
面倒なサインや暗唱番号の打ち込みがないですからね。スマホ画面を提示するだけ。

そして、このキャッシュレスというのが広がるとどうなるのか。

そう、銀行がいらなくなるんですね。
そもそも、人はお金をおろさなくなり、振込なんかもスマホ上でできるので、よほどのことがない限り銀行の窓口には行かなくて済みます。

今ですら銀行に行く用事といえばATMを利用するだけの人も多いのではないでしょうか。

実際に、ここ何年かは人減らしが銀行業界では行われておりますよね。
新卒の受け入れ数も軒並み減ってきているようですし。
一昔前ですと銀行なんて公務員並に安定した就職先でした。
それがいまや衰退の坂道を下り始めています。

でも、コンテンツ産業にせよ、銀行にせよ、衰退していっていることは別に良くないことではないと僕は思います。

例えば、コンテンツで言うとテレビ離れが昨今叫ばれていますよね。
でも、それってどういうことかと言うと、テレビを観ていた時間が他に流れただけなんですよね。
昔みたいに自宅で動画コンテンツを観るとなるとテレビだけだったのが、いまやスマホで様々なものが観れますからね。
Youtubeを始めとして、Amazonビデオや、ネットフリックスなんかも見れます。
FireStickなんかを使えば、もちろんテレビでもそれらを観ることも出来ます。

そう、テレビ離れが加速している。
CDが売れない。
ゲームが売れない。
レンタルショップの閉店が相次いでいる。
映画館は生き残れるのか?
といった状況は何も世界が終わりに向かっているわけではなく、次の段階へ進んでいるだけなんです。

例えば、アナログレコードがCDに変わったみたいに。
例えば、VHSが(短命だったLDを経て)、DVDに変わっていったように。

世界が変わる中で、廃れていくものもありますが、新たに生まれていくものもあります。
映画館やCDや銀行が前者であるのかも知れませんが、それに変わる後者もあり、人々はそれにすぐに順応していきます。

ただ、ノスタルジーを味わう期間や周期が短くなってきているだけです。
だからヒトは世界の終わり感を抱いてしまうのかも知れません。
だけれどもヒトは、そのサイクルの早い世界にもやがては順応していくことでしょう。
10年後には2年前に発売されたスマホを、まるでひと昔のモノのように感じることが当たり前になっているんじゃないかと思います。

だから、様々なものが衰退しているからと言って、そこまで悲観的に捉えなくても良いかとは思います。

それにとって代わるものに目を向ければ、世界が未来へ向かっていることを実感できるはずです。

でも、ちょっと・・・、と僕は思います。
映画館が無くなると、初デートの行き場所に困りそうですよね・・・、と

ではでは、また。