くるくる日和

色々なことをくるくると紡いでいきます。

デザイナー出身ではないWEBディレクターには、読んでおいて欲しい三冊

みなさん、こんにちは。

 

以前に「デザイナー出身ではないWEBディレクターには、とりあえず読んでおいて欲しい一冊」という記事を書きました。

www.kurukurubiyori.com

 今回は、その続きです。

 

デザインの経験がないと、何を基準に良し悪しを考えればいいのかが分かりません。
また、感覚だけでモノを言うと迷走する原因となります。

 

「こっちのデザインの方が良い。なぜなら•••」
「こういう風に修正して欲しい。なぜなら•••」

 

そう、この「なぜなら」の部分がはっきりとしていないと、意見がブレてしまい、修正が二度手間、三度手間になりかねません。

 

そうならないためにも、デザインの知識は身につけておいた方が良いと考え、様々な本を読んだ中のオススメの三冊です。

もちろん、前回のものがダントツでオススメでは、あるのですが。。。

 

早速ですが、最初の一冊です。

「ノンデザイナーズ・デザインブック」

えぇ、そのままのタイトルです。
ノンデザイナーのためのデザインの本です。

 

この本の分かりやすさはデザインのベースである四つのことに絞って書いてあることです。

四つのこと。
それは、
「近接」
「整列」
「反復」
「コントラスト」
です。

 

「近接」
これはまぁざっくり言いますと、関係あるものは近くに配置しましょう、ということです。
男の子と女性が離れて描かれていると、他人なんだな、と思いますけど、近接して描くと母親と息子なんだな、ということがパッ見で分かります。
それと同じです。
WEBサイトも紙のリーフレットやメニューなんかも、グループ化が大事と言うことですね。
なぜなら、グループ化していないと分かりにくいですし、視線が散漫になってしまい、伝えたいことが伝わらなくなってしまうからなんですね。
解決方法の記載もあります。
それはとても簡単です。
目を細めてデザインを眺め、目が止まった場所を数えるだけです。そう、それだけで視覚的要素が分かるわけですね。
その数が3~5個を超えていたら、何かを一つのグループにでないかを検討すれば良いとのことです。
確かに、と思ってしまいます。

 

「整列」
これは、デザイン上のすべてのものは意識的に配置されなければならないということですね。
モブシーンのような無秩序では、ユーザーは混乱してしまうだけです。
整列したものを見せることで、秩序を生み出し、視線の動きがスムーズとなります。

 

「反復」
繰り返しというのはコンセプトを表現するのにとても役立ちます。
繰り返すことでそれがテーマだと分からせるんですね。
「一貫性」とも言えます。

 

「コントラスト」
目立たせるものは目立たせる。
異ならせることに本気になる、というこです。
これはデザインに面白さを加えたり、興味を持たせるということに繋がります。

 

以上の四つのことについてが、最初の三分の一に記載されています。
この本の中ではその最初の三分の一がとても価値があると思います。
テーマがシンプルなだけに、とても分かりやすく、実践に向けてのイメージがしやすいんですね。

 

もちろん、残りの部分は無価値かというとそういうわけではありません。
残りの三分の二には何が書いてあるかと言うと、色彩についてや参考例などが掲載されており、それらもとてもためになります。
ただ、参考例のデザインが英語なので、いまいち「なるほど!!」と思えないんですね。
(本の最後に和文のための補足もあり、それは「なるほど!!」と思えます)

 

いずれにせよ、デザインに自信のないWEBディレクターの方が読むと身に付くものは大きいでしょう。

ノンデザイナ-ズ・デザインブック 第4版/マイナビ出版/ロビン・ウィリアムズ
by カエレバ

「もっとクイズで学ぶデザイン・レイアウトの基本」

これは本当にためになりました。
二つのデザインがあり、どっちか良いデザインでしょうか、というのがテーマごとで掲載されているんですね。


良い例、ダメな例がデザインとして掲載されているのでとても分かりやすい。
クイズ形式なので楽しみながらあっという間に読めてしまいます。

 

また、良い例、ダメな例以外にも、こんな問題なんかもあります。

 

四つの写真があり、それぞれ構図はどの構図でしょう。
「日の丸構図」、「三分割構図」、「シンメトリー構図」、「対角線構図」。
回答の解説にはそれぞれがどういった効果があるのかなんかも記載があります。

 

面白かったのは、同じ女性の写真でも、真ん中に配置するのと、右側に配置するのと、左側に配置するのとでは、それぞれ、どういった印象を与えるでしょう、という問題。

それぞれ希望や不安や目標、孤独なんかを表しているということなのですが、なるほどな、と思ってしまいました。

 

タイトルに「もっと」と付いているように実はこれは二巻目で、一巻目に「クイズで学ぶデザイン・レイアウトの基本」があります。
ただ、個人的には、こちらの「もっと」の方がためになった気がします。

もっとクイズで学ぶデザイン・レイアウトの基本 /翔泳社/ハラヒロシ
by カエレバ

「実践・WEBユーザビリティ」

こちらはデザインというよりも、ユーザビリティについて書かれている本です。
ただ、WEBデザインはユーザビリティの要素のウェイトがかなり大きいのて、WEBディレクターなら読んでおいて欲しい一冊です。
ただ、2009年に書かれている本なので少し情報が古いということはあるかも知れません。


その頃はまだスマホがここまで台頭するとは誰も思っていませんでたからね。
でも、基本的なことに立ち返るという意味ではとても役に立ちます。

 

「コーポレートサイトのユーザビリティ」や、「ECサイトのユーザビリティ」、「プロモーションサイトのユーザビリティ」など具体的な例をあげて説明してくれているのでとても分かりやすい。
「トップページでユーザーを分類」、「どこから入っても迷わない構成に」、「ユーザーを次の行動へ誘導する」なんかは、初心に返って、UXというのはそもそもがそういったことなんだよな、と改めて思ってしまいます。

「使える」サイトを作る実践・Webユ-ザビリティ /ビ-・エヌ・エヌ新社/阿部研二
by カエレバ


上記の三作品プラス前回お伝えした一冊はWEBディレクターであれば読んでおいて欲しい書籍です。
読むだけで指示の出し方が変わるほか、仕事の範囲も広がるのではないでしようか。

 

ではではまた。