くるくる日和

色々なことをくるくると紡いでいきます。

もうここ七年ぐらいリピートし続けているビーフジャーキーがあります。

さてさて僕は乾きものが大好きです。
お酒も大好きで、おつまみとして食べるのももちろん好きなのですが、お酒を飲まないときでも、熱い日本茶ととともに食べたりもします。
特に食べるのはスルメや柿の種、ベビースターなどですが、もうここ七年ぐらいネットでリピートし続けているビーフジャーキーがあります。

 

それは、滋賀県にある千成亭という会社が販売している「彦根藩伝承 干肉」という商品です。

【まとめ買い】彦根藩伝承 牛干肉 10個
by カエレバ

 

ビーフジャーキーではなく「干肉」というのが何ともこだわりを感じますよね。


「びーふじゃーきー?なんだそれ?舶来品かい?こっちは古来より日本独自の製法で作っている“干し肉”なんだよね。そんな舶来品とは別物、別物」といった感じで(笑)。

 

で、味もですね和風の味付けなんですけれど、香辛料が使われていて、舌をそこはかとなく刺激する感じもクセになる要因です。
何の香辛料が使われているかと言いますと、原材料に「香辛料」としか書かれていないので分かりません(笑)。

そもそもこの干肉を初めて購入したのは、米原駅の新幹線ホームのキオスクでした(今も売っているかは分かりません・・・、すみません)。
当時、福井によく出張で行っていたのですが、福井に行くときは米原まで新幹線で行って、そこから特急に乗り換えていました。
帰りももちろん、その逆ですね。
ある時、出張から帰るときに、米原駅でキオスクで缶ビールと一緒に乾きものを購入しようとした際、その「彦根藩伝承 干肉」があったので購入したんですね。
まさか、それがその後も購入し続けるとはそのときには思いもしませんでした。

【まとめ買い】彦根藩伝承 牛干肉 10個
by カエレバ

僕は、出張から帰りの新幹線では、だいたい缶ビールか缶チューハイを飲みながら本を読んでいます。
新幹線で本を読むとものすごい集中できるんですね。
あの適度な揺れと、スピードが生み出す音、そして、密閉空間ならではの音の響き。
これが「ザ・1/fゆらぎ」なんだろうなと思います。
ビジネス書を読んでいると、頭の中にグングン入ってきますし、小説なんかを読んでいると、主人公と同化するのがあっという間だったりします。
場合によって、本を長時間読みたいばかりに、福岡から帰るときに、飛行機ではなく、新幹線を利用することもあったりします。

 

さて、「彦根藩伝承 干肉」と缶ビールを購入して新幹線に乗り込んだ撲は、ビールを一口飲み、本のページをめくります。
その時に読んでいたのは小説でした。
小説の場合、主人公と同化するまではおつまみは食べないことにしています。
主人公と同化すると、小説が一気に楽しくなるのですが、おつまみに気を取られると、そちらが優先されてしまうんですね。食べることが目的になってしまう。
だから、すぐには食べなかったのですが、新幹線ですと集中の度合いが高くなり、すぐに主人公と同化できます。
名古屋駅に着く前には集中できていました。主人公と同化し、物語の進行と共に同じ感情を抱く。
ただ、同時に客観的な自分もいて、その客観的な自分が缶ビールを手に取るし、おつまみを手に取る。
そのバランスがとても心地好いんですね。
そして僕は「彦根藩伝承 干肉」を一口食べる。

 

これは結構、衝撃でしたね。
それまで食べたことのあるビーフジャーキーとまったく違う。

 

ビーフジャーキーの一等賞と言えば、誰もが知っているテングのビーフジャーキーで、それを越えるビーフジャーキーに出会ったことがなかったのですが、「彦根藩伝承 干肉」は、それとはまったく違うアプローチのモノなんですね。
なぜなら、元々のなりたちが欧米のビーフジャーキーと違うから。

 

そう、「彦根藩伝承 干肉」って保存食とかおつまみとかっていうスタートではないんですね。


そもそも彦根藩が存在した江戸時代は元より、日本は古来より肉食禁止でしたから。
当時、イノシシは「山クジラ」や「牡丹」と呼ばれ、鹿肉は「もみじ」、馬肉は「サクラ」と呼ばれていました。肉ではないというグレーな誤魔化し方ですよね。
まぁ、グレーというか確信犯的なブラックですけれど・・・。
そんな中でも、彦根藩というのは、牛の屠殺と牛肉生産を唯一公認されていたんですね。
ただ当時は、牛の中でも、牛革が鎧や鞍などの材料であり、あくまで牛肉は副産物でした。
当時は大っぴらに食せず、あくまで個人的に食していたようです。
花木伝右衛門が薬用として「反本丸(へんぽんがん)」として製造したのが牛肉を食べる始まりとなったという説もありますが、それが干し肉だったのか、生肉だったのかは分かりません。味噌漬けだったという説もあります。

 

いずれにせよ、そんな頃に確立された製法が伝承されていまも残っている。

これは日本人が食べてマズイわけがありません。

 

日本人のために作られたものと言っても言い過ぎではないでしょう。
ぜひともみなさんにも食して頂きたいものです。

【まとめ買い】彦根藩伝承 牛干肉 10個
by カエレバ

ではでは、また。