くるくる日和

色々なことをくるくると紡いでいきます。

仕事において、主語に気を使っていますか?

みなさん、こんにちは。

今日は主語のお話です。

 

「主語」と聞くと自動的に「SVOC」を思い出します。

 

英語の授業で習いましたよね?

S:主語,V:動詞,O:目的語,C:補語。

 

英語ってなんで常に、「僕は」、「私は」って言うんだろう。

面倒臭いなぁ、と思ったものです。

 

日本語はどちらかというと主語なし文化ですからね。

逆に、いつも「僕は」、「私は」て言ってると幼稚に感じてしまうぐらいです。

 

でも、それって宗教や歴史からきている違いなので、良い悪いっていうよりも、それって分かりあうべきことなんだろうなぁと思います。

 

まぁ、それはさておき、本題です。

主語についてです。

 

僕は仕事に関わる人と話すときには、主語を気にします。

社外の人、社内の人に関わらず、また、時と場合も限定せず、全ての場面においてです。

 

なぜかと言いますと、物事を明確化させ、議論のスピード化を計ることが目的の一つではあるのですが、何を最重要視しているかの意思表示でもあると考えているからです。

 

そんな風に思うようになったのは、他人が話す主語が気になった経験が多かったからなんですね。

 

例えば、売り上げを上げましょう、という話をしている中で、「ウチとしては」というのがやたら多い人がいたとしたら、この人はまずは考え方から変えてもらうようにしないとダメだなぁ、と思います。

 

例えば、ECショップの店長さん

「ウチとしては、ポイント5倍にしたり値引きで一過性の売り上げを作るよりも、地味だが長く売れる商品群を増やしていき、ベースアップに繋げたい」

 

例えば、卸会社の社長さん
「ウチとしては、営業がもっと足で稼いでくることをまずは徹底したい」

 

一見(一聴?)すると別におかしな事は言っていません。

こちらとしては、それに対し「では、こういった事を行なっていくのはどうですか?」なんて提案もできます。

でも、ですね、これが話が進んでくるとこうなって行くことが多いです。

 

ECショップの店長さん
「そういった商品はウチのカラーに合わないよ」
「商品情報や写真も充実させたいけど、ウチの人員体制だと厳しいねぇ」

 

卸会社の社長さん
「ウチの営業のレベルはまだまだそんなに高くないから、そんな提案営業なんて出来ないよ」
「偉そうなことばかり言って振り回されるから、ウチは大手とは取引しないことにしているんだよ」

 

そう、話を進めていくうちに、主語を「ウチ」でしか話せないことに気づくんです。

 

でも、それのどこがいけないのか?と思うヒトもいるかも知れません。

 

理由は明確なんです。

 

話の中にお客様が不在だからです。

 

「ウチとしては」、「弊社としては」と言う人は、何に重きを置いているかと言うと、「ウチ」、「弊社」です。

 

もちろん、ある意味それは当たり前です。
自社の売上が一番大事ですからね。

 

でも、その売上を生むためには「お客様」が主語でなければいけないと思うんですね。

 

そもそも、マーケティングなんて極端な話、お客様が求めているものは何か、という極めて単純なことなわけなんです。

 

自社都合のモノ、サービスしか売っていない企業は売上なんて上がりませんし、上がったとしてもそれはたまたまです。

 

だから、「ウチとしては」を多用する人に対しては、まず考え方を変えるという事を最優先としています。

「ウチとしては」に対しては、口が酸っぱくなるぐらい「お客様としてはどうなんでしょうね?」と問いかけます。

 

もちろん、考え方を変えるなんてすぐにはできません。
一年で変われば良い方ですし、結局は変わらないままの人も多くいます。

 

これって、何も対企業だけではありません。

社内にも主語が「私としては」が多い方いらっしゃいませんか。

 

社内で言いますと、主語の優先順位は「お客様」、「自社」、「自分のいる部署」、その後にようやく「私」が来ます。

なので、何を言うにも「私」の意見に対しては、上記のいずれかの主語で聞き返します。

「お客様としてはどうなんだろう」

「会社の利益に繋がるのかな?」

など。

 

そうしないと会議がエゴのカオスになりますし、本当に売上を上げるための議論なんてできないんですね。

まぁ、いくら言っても「お客様のことなんて分かりません」、「会社の利益に繋がるかなんてわかりません」と言って、永遠に変わらないヒトもいますけれども・・・。

 

それでも僕は(と、この記事では初めて主語を「僕」で書きます)、発言の主語が誰なのかにこだわり続けます。

 

どうでしょうか?

 

皆さんの会社や取引先にもいらっしゃいませんか?

主語が「私」のヒト。

 

会社にエゴを持ち込んでいると、間違いなく売上は伸びません。

 

お客様は何を望んでいるんだろう。

それを考えることがマーケティングの一歩であり、そのためには社内公用語の主語を「お客様」にすることが一番の近道です。

 

ではでは、また。